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2022年08月31日 [その他]
あと施工アンカー施工士(第1種)筆記試験 受験してきました!
皆様お久しぶりーフ!(ゲッツっ!)
私は普段、偉そうにしているので
毎年複数の資格を取得するという難題を、自分に課しています。
※もちろん業務に関係のある資格(技術系〜事務系)に限ります。
そして今回受験したのは、表題の通り
”第1種あと施工アンカー施工士”
です。
どんな資格か?
協会HPに詳しくありますので・・・
https://www.anchor-jcaa.or.jp/about/
まあ簡単に言うと
HPからご紹介
↑写真の様に、物体に何かを取り付けるために
あとからボルトで固定するための資格です。
資格自体は、まだ公的なものではないので
無資格でも施工できます。※今のところ
しかし、本来は工事で無資格ってありえないんですよねw
だって、ボルトが外れて看板とか落ちてきたら?
強風で自販機が飛んで行ったら?
橋が落ちたら?
家の壁の棚が落ちたら?
実はあと施工アンカーって、生活のほぼ全てにおいて、
知らないうちに使われているんです。
そして重要なのが、この工事は水中でも行われているんです。
コンクリートに穴をあけて、ボルトを設置して
ありとあらゆる鋼構造物を設置します。
なので、必要性云々ではなく(近い将来公的資格となるハズw)
知識としても取得しておいてマイナスは無いと判断し、取得に向け勉強しました。
※いいのか悪いのか、今まで無資格でたくさん施工してたので技術は習得済みです。
全然簡単な説明ではなかったな。。。アハハハ
まずは流れ通り、昨年に第2種あと施工アンカー施工士の講習会”初級”を受講し(必須ではない)
学科試験を受験し取得。
今年、7月に第1種あと施工アンカー施工士の講習会”上級A種”を受講し(必須ではない)
令和4年8月21日(日)に当該学科試験を受験しました。
受験地は香川県です。
残念ながら、岡山は無いです。近県は広島か香川でした。
各講習も、試験もここだった記憶
今回は大ホールで受験
第2種は、軽く流した程度で取得できましたが、
今回の第1種は、けっこう勉強しました。
アンカーを設置する際の、耐力を検討する為に
鋼材の耐力で決定するのか、コンクリートでいくのか、接着力でいくのか
せん断抵抗は適切かなど、計算結果によって施工方法や材料が
大きく左右する為、検討能力が必要と言う事です。
いろいろネットで試験対策を検索したんですが、
出てこなかったので載せときます。(個人メモとして掲載)
テキストお持ちの方は分かると思いますが、
午前中の試験(学科試験)で☆はほとんど出てこなかったです。
☆☆ばっかりでしたね。
学科試験はテキストをただひたすら詰め込めばOK
後半で、力の3要素や、つりあい、合成、分解があったり
下記の問6が出題されてました。
と言っても簡単な設定だったので、うる覚えでクリア。
そして午後の計算試験(耐力試験)は、もちろん☆☆だけです。
計算問題で一発目、びっくりしたのは
下の写真のような図が出てきて、モーメントを出せみたいな問題。
・・・・???(頭の中真っ白)
うそだろ?
知らねーよ。
テキストに載ってねーよみたいなインパクトの問題。
しばし茫然自失タイムを過ごし
っは!っと我に返ることに成功!!!!(ナイスオレ)
とりあえず後回しじゃ〜!!!!
と言う事で、最終問題から手を付ける。
最終問題は、ヘリ空きの耐力を求めるやつ(接着系)
まあ勉強してる人はものすごく同意できると思うけど、
公式が地獄・・・
見たことない記号(ギリシャ文字)
聞いたことない言葉の羅列。
ほぼ中卒の私としては、初めてテキスト見たとき理解できなくて
外国の小説を読んでいるのと同じ感覚でした。。。
第2種はそれでも良かったんですが、
今回の第1種はこれを理解できなければ合格できません。
なので猛勉強。
以下に必須の公式メモしときまーす。
〜 金属系アンカーの許容引張力:(Ta)a 〜
(Ta)a=min[(Ta1)a , (Ta2)a]
鋼材の降伏による許容引張力:(Ta1)a
(Ta1)a=Φ1・(Ta1)
(Ta1)=min[(mσy・aae , σy・bae]
コンクリートのコーン状破壊による許容引張力:(Ta2)a
(Ta2)a=Φ2・(Ta2)
(Ta2)=0.75・(0.313√σB・Ac)
=0.235√σB・Ac
※Ac=πle(le+da)
※※le=l-da
〜 許容せん断力:(Qa)a 〜
(Qa)a=min[(Qa1)a , (Qa2)a)]
鋼材で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa1)a
(Qa1)a=0.7σy・sae
コンクリート支圧強度で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa2)a
(Qa2)a=0.3sae√σB・Ec
☆ 低減係数 ☆
各長期荷重Φ1:2/3 Φ2:1/3
各短期荷重Φ1:1 Φ2:2/3
〜 接着系アンカーの許容引張力:(Ta)a 〜
(Ta)a=min[(Ta1)a , (Ta2)a , (Ta3)]
鋼材の降伏による許容引張力:(Ta1)a
(Ta1)a=Φ1・(Ta1)
(Ta1)=min[(mσy・aae , σy・bae]
コンクリートのコーン状破壊による許容引張力:(Ta2)a
(Ta2)a=Φ2・(Ta2)
(Ta2)=0.75・(0.313√σB・Ac)
=0.235√σB・Ac
※Ac=πle(le+da)
※※le=l-da
接着系アンカーの付着力許容引張力:(Ta3)a
(Ta3)a=Φ2・ta・π・da・le
※ta=10√σB/21
〜 許容せん断力:(Qa)a 〜
(Qa)a=min[(Qa1)a , (Qa2)a)]
鋼材で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa1)a
(Qa1)a=0.7σy・sae
コンクリート支圧強度で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa2)a
(Qa2)a=0.4sae√σB・Ec
☆ 低減係数 ☆
各長期荷重Φ1:2/3 Φ2:1/3
各短期荷重Φ1:1 Φ2:2/3
※注意※誤字脱字あるかもしれません、テキストで勉強してください。
私は、アホなので全て丸暗記しました...
でも、公式覚える必要なかったんです。
今回は、この問題に限って、問題用紙に公式書いてありました。
なので、各ギリシャ文字が何を指してるかだけ覚えれば大丈夫でした。
例:有効水平投影面積とか、接合筋の有効断面積とか
ベストは全て覚えておけば、実務でも役立つ?と思いますけど
今回のこの問いに限っては、最低限意味だけ覚えておけば回答できましたね。
まあそんなこととは知らずに、一生懸命勉強した結果
なんとか合格w
今回受験した香川に関しては、4割〜5割が合格率だと思います(意外と高い)
※たぶん150人くらい受験(200人居なかったような?)合格63人
次は、10月29日実地試験です。(アンカーを実際に設置します)
続きは次回。
今回もメデタシメデタシ。
専務です。
私は普段、偉そうにしているので
毎年複数の資格を取得するという難題を、自分に課しています。
※もちろん業務に関係のある資格(技術系〜事務系)に限ります。
そして今回受験したのは、表題の通り
”第1種あと施工アンカー施工士”
です。
どんな資格か?
協会HPに詳しくありますので・・・
https://www.anchor-jcaa.or.jp/about/
まあ簡単に言うと
HPからご紹介
↑写真の様に、物体に何かを取り付けるために
あとからボルトで固定するための資格です。
資格自体は、まだ公的なものではないので
無資格でも施工できます。※今のところ
しかし、本来は工事で無資格ってありえないんですよねw
だって、ボルトが外れて看板とか落ちてきたら?
強風で自販機が飛んで行ったら?
橋が落ちたら?
家の壁の棚が落ちたら?
実はあと施工アンカーって、生活のほぼ全てにおいて、
知らないうちに使われているんです。
そして重要なのが、この工事は水中でも行われているんです。
コンクリートに穴をあけて、ボルトを設置して
ありとあらゆる鋼構造物を設置します。
なので、必要性云々ではなく(近い将来公的資格となるハズw)
知識としても取得しておいてマイナスは無いと判断し、取得に向け勉強しました。
※いいのか悪いのか、今まで無資格でたくさん施工してたので技術は習得済みです。
全然簡単な説明ではなかったな。。。アハハハ
まずは流れ通り、昨年に第2種あと施工アンカー施工士の講習会”初級”を受講し(必須ではない)
学科試験を受験し取得。
今年、7月に第1種あと施工アンカー施工士の講習会”上級A種”を受講し(必須ではない)
令和4年8月21日(日)に当該学科試験を受験しました。
受験地は香川県です。
残念ながら、岡山は無いです。近県は広島か香川でした。
各講習も、試験もここだった記憶
今回は大ホールで受験
第2種は、軽く流した程度で取得できましたが、
今回の第1種は、けっこう勉強しました。
アンカーを設置する際の、耐力を検討する為に
鋼材の耐力で決定するのか、コンクリートでいくのか、接着力でいくのか
せん断抵抗は適切かなど、計算結果によって施工方法や材料が
大きく左右する為、検討能力が必要と言う事です。
いろいろネットで試験対策を検索したんですが、
出てこなかったので載せときます。(個人メモとして掲載)
テキストお持ちの方は分かると思いますが、
午前中の試験(学科試験)で☆はほとんど出てこなかったです。
☆☆ばっかりでしたね。
学科試験はテキストをただひたすら詰め込めばOK
後半で、力の3要素や、つりあい、合成、分解があったり
下記の問6が出題されてました。
と言っても簡単な設定だったので、うる覚えでクリア。
そして午後の計算試験(耐力試験)は、もちろん☆☆だけです。
計算問題で一発目、びっくりしたのは
下の写真のような図が出てきて、モーメントを出せみたいな問題。
・・・・???(頭の中真っ白)
うそだろ?
知らねーよ。
テキストに載ってねーよみたいなインパクトの問題。
しばし茫然自失タイムを過ごし
っは!っと我に返ることに成功!!!!(ナイスオレ)
とりあえず後回しじゃ〜!!!!
と言う事で、最終問題から手を付ける。
最終問題は、ヘリ空きの耐力を求めるやつ(接着系)
まあ勉強してる人はものすごく同意できると思うけど、
公式が地獄・・・
見たことない記号(ギリシャ文字)
聞いたことない言葉の羅列。
ほぼ中卒の私としては、初めてテキスト見たとき理解できなくて
外国の小説を読んでいるのと同じ感覚でした。。。
第2種はそれでも良かったんですが、
今回の第1種はこれを理解できなければ合格できません。
なので猛勉強。
以下に必須の公式メモしときまーす。
〜 金属系アンカーの許容引張力:(Ta)a 〜
(Ta)a=min[(Ta1)a , (Ta2)a]
鋼材の降伏による許容引張力:(Ta1)a
(Ta1)a=Φ1・(Ta1)
(Ta1)=min[(mσy・aae , σy・bae]
コンクリートのコーン状破壊による許容引張力:(Ta2)a
(Ta2)a=Φ2・(Ta2)
(Ta2)=0.75・(0.313√σB・Ac)
=0.235√σB・Ac
※Ac=πle(le+da)
※※le=l-da
〜 許容せん断力:(Qa)a 〜
(Qa)a=min[(Qa1)a , (Qa2)a)]
鋼材で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa1)a
(Qa1)a=0.7σy・sae
コンクリート支圧強度で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa2)a
(Qa2)a=0.3sae√σB・Ec
☆ 低減係数 ☆
各長期荷重Φ1:2/3 Φ2:1/3
各短期荷重Φ1:1 Φ2:2/3
〜 接着系アンカーの許容引張力:(Ta)a 〜
(Ta)a=min[(Ta1)a , (Ta2)a , (Ta3)]
鋼材の降伏による許容引張力:(Ta1)a
(Ta1)a=Φ1・(Ta1)
(Ta1)=min[(mσy・aae , σy・bae]
コンクリートのコーン状破壊による許容引張力:(Ta2)a
(Ta2)a=Φ2・(Ta2)
(Ta2)=0.75・(0.313√σB・Ac)
=0.235√σB・Ac
※Ac=πle(le+da)
※※le=l-da
接着系アンカーの付着力許容引張力:(Ta3)a
(Ta3)a=Φ2・ta・π・da・le
※ta=10√σB/21
〜 許容せん断力:(Qa)a 〜
(Qa)a=min[(Qa1)a , (Qa2)a)]
鋼材で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa1)a
(Qa1)a=0.7σy・sae
コンクリート支圧強度で決まるアンカー1本当たりの許容せん断力:(Qa2)a
(Qa2)a=0.4sae√σB・Ec
☆ 低減係数 ☆
各長期荷重Φ1:2/3 Φ2:1/3
各短期荷重Φ1:1 Φ2:2/3
※注意※誤字脱字あるかもしれません、テキストで勉強してください。
私は、アホなので全て丸暗記しました...
でも、公式覚える必要なかったんです。
今回は、この問題に限って、問題用紙に公式書いてありました。
なので、各ギリシャ文字が何を指してるかだけ覚えれば大丈夫でした。
例:有効水平投影面積とか、接合筋の有効断面積とか
ベストは全て覚えておけば、実務でも役立つ?と思いますけど
今回のこの問いに限っては、最低限意味だけ覚えておけば回答できましたね。
まあそんなこととは知らずに、一生懸命勉強した結果
なんとか合格w
今回受験した香川に関しては、4割〜5割が合格率だと思います(意外と高い)
※たぶん150人くらい受験(200人居なかったような?)合格63人
次は、10月29日実地試験です。(アンカーを実際に設置します)
続きは次回。
今回もメデタシメデタシ。