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2022年06月23日 [水利施設]

ため池栓確認

ご無沙汰しております。

専務です。


梅雨はどこへやら
もう明けてしまったような暑さの中
皆様、いかがお過ごしでしょうか?



急にお天気で気温が上昇すると
身体に応えますよね〜。。。
まだ暑さに慣れていないというか。

ホント熱中症には注意しましょうね。



しかしながら、ワレワレの仕事は

真夏だろうと、漆黒のウェットスーツを纏い

さらに肉体労働を行うのですっ!(ジゴクです)

海や川の深い場所なら水温も低いのですが、
現場となる浅い川や池、港の中などは
ぬるいを通り越し ”あったか〜い” です。


今回のご依頼は、赤磐市のとある”ため池”を管理されている方からのご依頼

「ため池の栓を閉めても、水が止まらないんだ」と言う内容

まあ開けたとたんに、ものすごい勢いで吸込みますので
亀や魚、木などが挟まり栓が閉まらなくなります。
梅雨時のアルアル仕事です。


と言う事で急いで到着

けっこう大きいため池ですね〜





前に書いた、ため池の記事は消えてしまったので改めて解説




ため池には、階段があります




この階段にあるのが、今回閉まっていないであろう、ため池栓です。

※その近くに斜樋と言う斜めのゲートがある場合もあります。



ため池栓はこんな感じ



直径は10cm程度



大きさはさまざまですが、だいたいチェーンや紐が付けてあり、

階段の水際で引っ張ったり、緩めたりして開閉します。



今回のため池栓は直径20cmと大きめwww(正直初めて見た大きさw)



腕でも吸われたら、アウトです。。。


作業の難易度はレベル1ですが、危険度はレベル高めなので私が潜ります。



若手潜水士I氏は、今回陸上でサポート。

準備してもらいます。






それでは、何が挟まってるのか確認しに行きましょ〜




ブクブクブク



こちらがしっかり閉まっている場所の栓





水漏れ箇所はこちら


ん?

なんで漏れているか、一目瞭然ですねw

別角度から



もうお分かりですね。
下の段のチェーンを吸い込んでいるんです。
そして蓋が閉まらないと言う事ですね。


処置としては次の通り

・思い切って開ける※ゴーー−−−怖いくらい吸い込み始める(もちろん吸い込まれないように体勢を整えた後で)

・挟まったチェーンを引き出す※ズリズリズリー−−意外に長い(恐ろしいほどの吸引力なので、絶対に近くに寄らない)


・周りのゴミが挟まらないよう閉める※バタンッ!(何回か開閉し、ゴミが無い状態を確認する)※バタンッ!ゴーー バタンッ!




しばらくして排水を確認すると、水漏れは止まったと報告があったので
潜水終了。





ため池の水漏れを防ぐ方法は以下の通り。

階段の水面近くに行く→水面に近い蓋を一か所だけ開ける→水位が下がり完全に出る※危険は無し→

次の段を開ける→これを繰り返せば、通常は何も挟まらなんです。

管理作業も、水際で危険です。

落ち着いて管理して頂きたいと思いますので

宜しくお願い致します。

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